歴史小説感想

「箱根の坂」の感想

  • 2018.05.29

戦国大名、北条早雲の半生涯を上中下巻の3巻に渡って描かれた、司馬遼太郎の作品。 伊勢宗瑞が本名で、存命中には一度も北条を名乗ったことがない早雲ですが、どのように世に出て、一躍世の中を大きく変えるきっかけを作ったのか。 史実もはっきりしない人物のため、作者の創作の部分も少なくないと思いますが、周りの人物も面白く色豊かに物語が進んでいきます。 千萱と呼ばれた今川義元の祖母にあたる、北川殿や、後北条氏の […]

「冬を待つ城」の感想

時代背景は戦国時代末期。 天正18(1590)年に豊臣秀吉が小田原の後北条氏を滅ぼした後、同年7月に宇都宮城で東北に対し宇都宮仕置(奥州仕置)を行い伊達政宗らの処遇を決めます。 しかしその強引な秀吉の進め方に対し、東北では奥州仕置軍の主力が引き上げると、一揆が始まり不穏な空気漂う中、南部信直の家臣筋にあたる九戸政実が信直に対し宣戦布告。 遂に秀吉は豊臣秀次を主力とする軍勢を再度東北へ送り込み、奥州 […]